ホノカア[Honokaa]はワイメア[Waimea] から北へ車で10-15分の小さな町である。人口が約2200人程と言われているが、一時はホノルル、ヒロに続いてハワイ全体で3番目に大きな町だった。その理由はワイピオ渓谷を中心とする豊富な水源にあった。
農作物が良く育つ肥沃な大地であったからだ。水道や電気もワイメアより20年も前に導入されていた。転機は第二次世界大戦、ワイメアが軍事訓練基地となった事にあった。パーカーランチの管理主、A.W.Caterの考えでワイメアのパニオロ(=カウボーイ)が酒浸りになることを阻止するため、ホノカアを彼らのベッドタウンとしたのが始まりの様だ。1873年−1994年までサトウキビ産業で栄え、その後、サトウキビ会社が閉鎖されると次第にマカダミナッツ農業へと転換して行ったのだった。