Nutritious fact of Macadamia Nuts Oil

マカダミアナッツオイルの特徴や栄養成分

マカダミアナッツはオーストラリア原産の「ヤマモガシ科 マカダミア属」に属する常緑樹の殻果 (ナッツ)です。
6000年ほど前から亜熱帯雨林に自生していたといわれ、オーストラリアの先住民であるアボリジニーは、古くから民間薬として利用してきました。
マカダミアの木は7~10年毎にしか実をつけず、しかも数量もあまり取れないため「世界でもっとも高価なナッツ」と言われています。
その実の種子から抽出された希少なオイルを「マカダミアナッツオイル」と言います。
マカダミアナッツチョコレート」はハワイのお土産の定番で気軽に購入できるイメージがありますが、実際は貴重なチョコレート菓子なのです。

マカダミアナッツオイルの味やニオイにクセはある?

このマカダミアナッツオイルは他のオイルにはない「甘さを感じられる」ことです。
ですが、甘さはあっても糖質はゼロです。
ニオイもほんのりとナッツの香りがしますが無臭に近いです。
食用油の中には健康に良いということで人気があるものの、味やニオイにクセがあり、使い続けるのが難しいオイルもあります。
そのような人にはマカダミアナッツオイルは使いやすいオイルと言えます。
またマカダミアナッツオイルはそのままかけるだけでなく、加熱もできるオイルなので、炒め物にも利用できます。※揚げ物はあまりおすすめしません。
そして食べるだけではなく、肌に塗っても効果があります。
マカダミアナッツオイルは肌への浸透力が高く、あまりベタつかないのでビューティーオイルとしても人気があります。

マカダミアナッツオイルは何系のオイル?

今はお店でも多くの種類の食用油が置いてありますが、チェックしたいのが、そのオイルが何系かということです。
・えごま油や亜麻仁油のオメガ3系
・オリーブオイルなどのオメガ9系
・サラダ油などのオメガ6系
などがあります。

これは脂肪酸の割合で決まるのですが、マカダミアナッツオイルオレイン酸の占めている割合が多いので、オリーブオイルと同じオメガ9系オイルです。

マカダミアナッツオイルの脂肪酸の構成

オレイン酸58.7%
パルミトレイン酸(オメガ7)21.7%
パルミチン酸8.4%
その他11.2%

半分以上が不飽和脂肪酸のオレイン酸で、2番目がこちらも不飽和脂肪酸でオメガ7とも言われるパルミトレイン酸です。
そして3番目に飽和脂肪酸のパルミチン酸が多く含まれています。
飽和脂肪酸というと体に悪いイメージがありますが、パルミチン酸は適量であれば、健康にも美肌にも良いオイルです。
マカダミアナッツオイルの脂肪酸の約10%ですので、普通に使用する分には過剰摂取の心配はありません。

注目の栄養成分と期待される働き

オレイン酸(オメガ9)の効能効果

マカダミアナッツオイルの脂肪酸の中で最も割合が多い不飽和脂肪酸のオレイン酸は、
・体内の酸化や活性酵素を防ぎ脳や体の細胞を健康にする
・血液をサラサラにする
・悪玉(LDL)コレステロールを減少させる
・動脈硬化・心筋梗塞の予防
・便秘解消
・胃酸過多や胃潰瘍の予防
などの効果や効能が期待されています。

パルミトレイン酸(オメガ7)の効能効果

脂肪酸の約20%を占めるパルミトレイン酸オメガ7と言われる脂肪酸で食用油に含まれているのはとても珍しいです。
※パルミトレイン酸を含むオイルは他にシーバックソーンオイルがありますが、日本では手に入れにくいオイルです
パルミトレイン酸には、
・悪玉コレステロールを減少させる
・動脈硬化を予防する
・高血圧を予防する
といった働きがあり、生活習慣病などの予防効果が期待されています。

そしてパルミトレイン酸は食事として摂るだけでなく、肌や髪の毛に塗ることで美肌効果もあります。
人間の皮膚には加齢と共に減少し老化に結びつくと言われている脂肪酸がありますが、これに非常に類似しているのがパルミトレイン酸です。
成人になってから年々減少していく脂肪酸を補う役目を果たします。
特に老化肌乾燥肌に最適で、肌の弾力性再生修復などが期待されています。

また皮脂や角質層の働きを正常に保つことによりシワやたるみも改善する効果もあり、アンチエイジングには欠かせない成分です。
さらに研究の結果、マカダミアナッツオイルでオイルマッサージをしたところ血糖値の低下が見られました。
これは皮膚からパルミトレイン酸が血球に吸収されたためと言われています。

肌に塗ることによって若返るだけでなく、健康効果もあるのが貴重なオメガ7に含まれるパルミチン酸。
パルミチン酸はビタミンAの働きを安定させる役割を持っています。
ビタミンAは皮膚や目、口、内臓などの粘膜を健康に保つ作用があるので美容にも大きく影響します。
そのためパルミチン酸を摂ることによってしわやニキビができにくい肌になります。
その他に動脈硬化を予防する働きもありますが、バターやショートニングなどに多く含まれるパルミチン酸は過剰摂取すると肥満の原因となるので、
パルミチン酸を多く含む食べ物(バターや肉類など)をたくさん摂らないように心掛けましょう。
マカダミアナッツオイルを肌に塗る分には過剰摂取心配はもちろんありません。
マカダミアナッツオイルは肌への浸透力が非常に高く、ヴィークル効果という使用している化粧品の浸透を助ける効果があります。

「消えるオイル」と呼ばれる理由|美容オイルとしての魅力

どの肌タイプにも効果がありますが特に乾燥肌への保湿に素早く効果を発揮し、冬場の乾燥対策にも使いやすいオイルです。美容面で期待できる効果
・肌や髪を柔らかくして滑らかにする
・肌の荒れや炎症を抑え保湿をしてくれる
・紫外線から皮膚を保護する(日焼け防止)
・ハンドケア(あかぎれやひび割れなど)
・かゆみ刺激の軽減
・軽い火傷の鎮静
などの働きがあります。

マカダミアナッツオイルの使い方

石鹸や化粧品の材料にも使用されるマカダミアナッツオイルの使い方はさまざまです。
キャリアオイルやベースオイルだけではなく、クレンジングやベビーオイルとしても使用できます

【スキンケア】

洗顔後や化粧水を塗った後に2,3滴を手のひらに出して、こすり合わせるように伸ばし肌になじませましょう。
目尻など気になる部分は軽くマッサージをしてください。
ハンドケアで使用する場合はまず化粧水で保湿した後にオイルを塗ると効果的です。

【ボディケア

オイル使用目安大さじ1/2
お風呂からあがってすぐのしっとりしているお肌にオイルを伸ばしてなじませます。
すべすべのお肌になりますよ。
カサカサしやすい手足やひじ、かかとなど気になる部分には念入りにマッサージしましょう。

ヘアケア

オイル使用目安3,4滴
シャンプー後のタオルドライをした髪の毛に毛先を中心にオイルをなじませてからドライヤーで乾かします。
ほぼ乾いたあとに1、2滴を手に伸ばし髪の表面をひとなでしましょう。
ツヤがさらに出るようになります。

リップケア

オイル使用目安1,2滴
オイルを唇に塗ったあとでラップを乗せて3分程待ちます。
ラップの上に蒸しタオルを置くとさらに効果的です。
ラップを外した後はやさしくオイルを拭き取りましょう。
プルプルの唇になりますよ。

料理

マカダミアナッツオイルは酸化しにくい性質で栄養成分の変質も少ないのでサラダにかけたりドレッシングにするなど
生のままでももちろん、炒め物などの加熱料理にも使用できます。
ただ発火点がそれほど高くはないので、揚げ物にはあまりむいていません。
肌に塗る分には過剰摂取の心配はありませんが、料理に使用する際はきをつけましょう。

まとめ|美容と健康を同時に支える希少オイル

マカダミアナッツオイルは他の食用油にはほとんど含まれていないオメガ7パルミトレイン酸が含まれています。
ヴァニシングオイル(消えるオイル)」とも言わる美容オイルとして使用するだけではなく、健康にも良いオイルです。
サラダ油を家庭で今も使用している人は、ぜひマカダミアナッツオイルを使用してみてください。
ニオイや味もクセは少ないですし、多くの料理に合わせやすいオイルです。

食事に、スキンケアに、ヘアケアに。
ぜひマカダミアナッツオイルで、内側からも外側からも健やかで美しい毎日をお楽しみください。

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